【本感想】どこかでベートーヴェン

中山七里著。

岬洋介シリーズ。


今回は過去に遡って、高校時代の岬洋介を描いたエピソード・ゼロとでもいうべき作品。

最新のエピソードでは「羽川翼」的な超越っぷりを示していて今後の展開が不安になるほどだったけど、原点回帰というべき話になって一安心。

音楽科の生徒たちの焦燥と嫉妬と諦観と虚栄心の入り混じったようなドロドロとした感情の渦が、嵐よりも激しく心を揺さぶりますね。

青春ドラマだなぁ。

横暴に見える父ですが、コンチェルトでの父親視点では割とまともでした。

続巻として「もう一度……」が予告されてますが、作者が再登場するのか。
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ジャンル : 小説・文学

【映画感想】トランボ ハリウッドに最も嫌われた男

ジェイ・ローチ監督、2015年アメリカ映画。

ブライアン・クランストン主演。


アメリカ共産党員だったため赤狩りの対象としてハリウッドを追放された脚本家トランボの姿を描いた伝記映画。


ヘレン・ミレン演じるコラムニストの存在感が半端ない。

ただのコラムニストが権威となって、正しさを作っていく様は恐ろしいですね。

時代の空気を象徴するようなキャラクターです。

トランボが復権を果たしたのちのスピーチで丸く収まるのが凄い。

反・反共とか、感情的な報復合戦に陥りそうなところを踏みとどまるのがアメリカの強さ(だった)という気がします。

まあそれがポリティカル・コレクトネスの過剰さにつながり、今に至るって感じですが。

息子が帰ってこないって娘に謝罪する場面は、てっきり事故か何かでお亡くなりになったものだと。

オットー・プレミンジャーとカーク・ダグラスが自宅で鉢合わせる場面の修羅場っぷりが面白かったです。

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【アニメ感想】ラーメン大好き小泉さん

「ラーメン大好き」よりも「大好き小泉さん」という印象が強いアニメ。

個人的には、山田先生の出番待ちでした。

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ジャンル : アニメ・コミック

【映画感想】シャイアン

ジョン・フォード監督、1964年アメリカ映画。

リチャード・ウィドマーク主演。


強制移住させられた居留地から故郷へ帰ることを決めたシャイアン族と、それを阻止しようとする討伐軍の戦いを描いた西部劇。


西部開拓時代の空気の変化を描いた作品であり、映画的にも西部劇時代の落日を象徴するものになっているような。

そういう背景的な興味を置いておくと、映画としては冗長な印象です。

特にワイアット・アープのくだりとか、丸ごと不要な気がします。

長老の墓として使用した横穴の洞窟って、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」でデロリアンを隠したような場所だけど、あんなのがゴロゴロ存在してるんでしょうかね。

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【本感想】隣のずこずこ

柿村将彦著。

日本ファンタジーノベル大賞受賞作。


タイトルとカバーイラストが思いっきりミスリードしていますね。

突然、終末のリミットが区切られた人々だけど、それをあっさりと受け入れるのが不条理で不気味。

狸の造形と相まってシュールで面白味のある世界観、として評価されてるんだろうけど、個人的にはあまりピンときませんでした。

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【映画感想】PAN~ネバーランド、夢の始まり~

ジョー・ライト監督、2015年イギリス・アメリカ映画。

リーヴァイ・ミラー主演。


ピーター・パンがネバーランドを訪れ、永遠の少年になるまでを描いたファンタジー映画。


いまいち物足りなさが残る作品でした。

ファンタジーとしては現実的な部分が目に付くし、アクションとしてはファンタジックすぎる印象だし。

フックとの関係が消化不良なのは、続編をもくろんでいるせいか、という気もします。

妖精が万能すぎるのでは。

孤児院の子供たちを連れてネバーランドに向かうんだけど、最初に攫われた子供たちはどうなったんだろう。

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【アニメ感想】銀河英雄伝説 Die Neue These

テレビシリーズで最後までやれる分量ではないとは思うけど、分割で後半劇場版ってのはちょっと。

売り上げが低迷する中、新しい収益システムとして今後増えていく形かもしれないですけど。

その宣伝のためのテレビシリーズで、あえて中途半端なところで終わったということなんでしょうかね。

興行形態への不満ばかりだけど、内容的には普通に楽しめました。

戦闘シーンは目新しくなってたけど、物語的には淡々と消化していったな、という印象。

普通に楽しめた、程度で、前シリーズのイメージを覆すほどの熱量やインパクトは感じませんでした。

まだ序盤なので、仕方ないかもしれないですけどね。

結局、未だにラインハルトのイメージは堀川さんだし、艦隊戦では脳内でボレロがなってます。

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【本感想】ペガサスの解は虚栄か?

森博嗣著。

Wシリーズ。


いろいろなテクノロジーが俎上に上がるシリーズですが、今回はスーパーコンピューターとクローンが話題の中心。

人間の複製が禁止されていて、ウォーカロンは人間ではなくて、ではウォーカロンの複製を禁止する根拠は?

ハギリ博士の視点で語られる都合上、この世界における一般的な倫理観というのがいまいち伝わってこないような。

ウグイが全部持って行った、という印象です。


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【映画感想】ロゼッタ

リュック・ダルデンヌ、ジャン=ピエール・ダルデンヌ監督、1999年ベルギー・フランス映画。

エミリー・ドゥケンヌ主演。


アルコール中毒の母を抱えながら、職を得ようと努力し続ける少女の日々を描いたドラマ。


少女に密着し続けるセミドキュメンタリーのような映像はリズミカルで引き込まれます。

淡々と作業を繰り返し、走り回り、生きている。

そしてその全てから、怒りがにじみ出ているのが伝わってくる。

起伏があるわけではないけど、映像的に物凄くインパクトのある作品でした。

真っ当な職、というものに対する拘りは、異常といってもいいレベルです。

それを得るためには手段を選ばないというのは、真っ当な生き方とは思えなくて、彼女が拘っていたのは母親に対するアンチテーゼとしての職、というものなのではないか、という気がします。

友人を裏切ってまで手に入れた職をを自ら手放すというのは、その拘りから解放されたという解釈ができそうだし、ラストで初めて笑顔らしきものを見せるのはその象徴のようにも思えるけど、その変化が唐突過ぎてドラマとしては消化不良に思えます。

まあ、彼女の内面を説明しないことでこの映画のテンポが生み出されてると思うので、仕方ないんだけど。

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【アニメ感想】メガロボクス

一話目はほぼ完ぺきなクォリティだったのでは?

ボクシングシーンの迫力はもちろん素晴らしかったんだけど、人間関係が簡潔にまとめられて分かりやすく、今後の展開に期待を抱かずにはいられませんでした。

が、その後は下降線の一途。

最大の問題は、タイトルにもなっている「メガロボクス」というものの必要性が全く伝わってこなかったことですね。

そもそもギアが単なるパンチ力向上装置に過ぎないし、それによって試合に新しい魅力が生まれているようには思えない。

ギアレスという状況を受け入れているのも意味不明で、結果クライマックスは「メガロボクス」じゃないですし。

それを度外視してもラスボスの勇利にたどり着くまでの物語で終わってしまっていて、その間に勇利との因縁が全く深まっていないという本末転倒な展開に。

結果、最終決戦がダイジェスト気味になり、何を見せたかったのか分からなくなってしまいました。

南部さんは「あしたのジョー」である以上必要だから仕方ないにしても、サチオのエピソードとか全部要らないでしょ。

そんな尺があるんなら最終戦に何週か使って欲しかったですよ。

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